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■魔女のための良き弟子になるために
 はじめに
 1.便利さという落とし穴
 2.調べることの重要性
 3.行動することの大切さ
 4.礼儀の大切さ
 5. 続・礼儀の大切さ
 6.わかったつもり
 7.「わかった」と「わかっている」
 8.着実な実践
 9.教えは無償ではないことを知る
 まとめにかえて

 


1.便利さという落とし穴

 私が魔女の道を捜し求めていたとき、片手で足りるほどしか出版されていない本や、すでに絶版になった本を何とか読もうと色々な努力をしました。

 そしてそんな苦労をして手に入れた本も実際手に入れてみるとがっかりさせられるものがほとんど、という繰り返しでした。今振り返ればずいぶんと見当はずれな、そして無駄な努力も多かったように思いますが、そういう無駄な努力が今となっては懐かしく思うと同時に意外と活きていることを実感します。

 今は当時に比べて桁違いに本もありますし、インターネットで色々と調べることもできます。海外の資料なども簡単に手に入りますし、どこに住んでいてもどんな本でも買うことができます。そう考えると当時私がした苦労など、文字通り「今は昔」という感じすらします。

 しかし、情報量が多いということは同時に、間違いやいい加減なものも多いということでもあります。私のように昔から色々眺めていると、本にしても昔の本の盗作のような引用があちこちにありますし、昔の本の間違いをそのまま引用してしまっているものもよくあります。ネット上のサイトではもっとひどくて、関係するサイトを色々見て回ってもどこかの本の引用を出典を書かずに「丸写ししている人の能力では難しいところは省略して」丸写ししていたり、間違いなのに、それをさもありがたいもののようにもったいつけて堂々と載せてしまっているところもかなり多いようです。ですから、そうした情報に対して取捨選択することが必要になってきます。

 また、インターネットの掲示板はさらにひどい状況です。色々な関連した内容の掲示板をここ数年見てきましたが、どう見ても間違いという内容のことを、ありがたい話のように話す人が少なくなくいたり、また、それに感動してすっかりそれを信じ込んでしまった、ある種たちの悪い新興宗教の信者のような言動をする多くの人たち…

 そしてそれを正しいことだと信じて、他の掲示板などで同じように語る人が増え、間違いと誤解の拡大再生産状態です。私も最初は少しでも間違いを直そうと、色々な所にさりげなく書き込みなどをしてみましたが、浅薄な知識や誤った知識を得意げに語る人たちや、あるいは相手が初心者なのを良いことに、そうしたもっともらしい間違いを魔法の杖を持った子供のように振り回してお山の大将になりたがる人が多く、そうした人たちの声の大きさにうんざりしていつしかあきらめてしまったという経験が何度かあります。

 また、私の知っている古参の魔女も何人か同じ経験をして、今はもう、ろくに書き込みをしていません。と、そんな感じでわかっている者の目から見れば迷いや間違いが熱弁されているだけで情報と呼べる価値のあるものなど無いに等しいというのが現状です。

 と、そうなるといくら情報が増えて便利になったとはいえ、増えたのはゴミばかり、結局は私が色々と苦労をして情報を集めていたころと大した変わりはないわけです。やはり確実なものは、正しい知識を知っている人を探し出し、その人の弟子になり、独り立ちできるまで指導してもらうことが一番ということになります。

 もちろん、予備知識はあったほうが良いに決まっています。その中には間違いも多くあるでしょう。しかし、そうした中から本当に知識のある人を見つけ出し、指導を願うのが一番確実で早い道なのです。ちょうど昔の私が感動した本の著者に手紙を送って、色々質問したり、感想を送り続けて少しづつ教えを請うていた時のように、です。

 そうなるとこの「良き師を探し良き弟子になるためにはどうしたらよいか?」という手引きは多少の役に立つでしょう。

 情報があふれ、簡単にいろいろな情報を検索することができるようになった時代だからこそ、大量の誤った情報の中から正しいものを見つけなければいけないのが今という時代なのかもしれません。

 便利になった分、正しい道を求める人には大量の落とし穴がまっている、そう心得ておくことが大切な第一歩だと思います。

 そうした観点で、どのように正しい知識を得、どのように良き師を得、どのようにその良き弟子となり、正しい道を確実に、そして無駄なく(これが一番早いということでもあります)進めるか。そうしたことをこの続きに順番に書いていこうと思います。

 
 

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