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■魔女のための良き弟子になるために
 はじめに
 1.便利さという落とし穴
 2.調べることの重要性
 3.行動することの大切さ
 4.礼儀の大切さ
 5. 続・礼儀の大切さ
 6.わかったつもり
 7.「わかった」と「わかっている」
 8.着実な実践
 9.教えは無償ではないことを知る
 まとめにかえて

 


5.続・礼儀の大切さ

 昔と違って、今はメールで問い合わせや質問をする機会が圧倒的だと思います。私もよく色々な方にメールを出させていただきます。また、色々な方からメールを頂くことも多いです。そこで今回はメールなどでの問い合わせについてを中心にお話したいと思います。

 前回「礼儀とは型」である、という話をしました。
 初めての相手にメールを出すときには、最低限、

@基本的な挨拶
A自己紹介
Bどうして相手のことを知ったか
C読んでくれたことの御礼

 くらいは書かなければいけないということを指摘しました。そして、この自己紹介には最低限、自分の名前(当然本名)、住んでいる場所(細かい住所までは不要ですし、もらったほうも困ります。市町村レベルまで)、年齢、職業(学生なのか、自営なのか、勤めているのか、無職なのか等)、性別くらいはわかるようにして、簡潔に書くべきです。なぜなら、自分の身分を明らかにしない人に快く返信したい人はいないからです。そんなことはない、という方がいるかもしれませんが、そういう方は真夜中にかかってきた電話を取ったときに、いきなり「今何してるの。今どんな服装なの」などと聞かれても気持ちよくお答えする、という方だといわれても仕方ありません。もちろん、そういう電話に答える趣味の人もいるかもしれません。でも、世の中の多くの人はそうではないのですから、やはりそうではない前提で考えなければいけません。

 ついでにいえば、本名に関しては、礼儀以前に損得でもはっきり書いておいた方が得です。匿名で来た質問には、前述したようにやはり軽い答えしかしないものだからです。匿名でどんなに深刻な話で相談しても、「匿名程度」の返答しか期待できないのです。

ところで、実は私がそういうことをきちんと書かないメールを頂いたときに一番困るのは、仮に質問に答えてあげたいと思っても、相手がどんな人だかわからなければ答えようがないことです。例えば、魔法について聞かれたとした場合に、相手が小学生なのか、あるいは社会人なのかということはわからないと答えようがありません。手紙と違って特にメールでは筆跡であたりをつけることも不可能なのです。また、困っている現状を何とかしたい、というご相談を受けたとしても、小学生なのか、社会人なのかもわからなければ答えようがないことは誰でも納得してくれることだと思います。

 このように自己紹介をする、という最低限のことができていないと相手を不愉快にさせるか、困惑させるかで、結局役に立つことは何も教えてもらえなかったりしてしまうのです。相手がそういうことを気にせず、できるだけきちんと答えてあげようとする人でも答えようがなくなってしまうのです。

 次に質問の答えをもらうなど、返信を受け取ったとした場合でも、それについてすぐにお礼の返信を出すというのは最低限の礼儀です。

 どうも、答えてもらうとそれで終わり、という人が多いのが実情です。ここはとても大切なこと(本来は親の躾のレベルなのですが、人間として不適格な人が本能の赴くままに親になってしまったので躾ということすら理解できていないことがよくある、という恐るべき事態が頻発しているので強調する必要があるのが悲しいですが)なのでしっかり書いておきますが、

「必づ自分が出したメールが最後になるようにする」

ということです。つまり、

自分が問い合わせや質問などのメールを出す
→相手から返信が来る
→自分がお礼のメールを出す
→もし相手からまた返信を受け取ったら
→自分が返信を出す

と、いうように、必づ「自分が返信を出す」で終わらなければいけない、ということです。

 結局これはメールだろうが、手紙だろうが同じです。時代やアイテムが変わっても守るべき礼儀は同じなのです。だから、本当はこうしたことは親か小学校の先生、あるいはその両方が当然のこととして教えておくべきことなのです。もし、これをお読みの方で「そんな躾はされていない」「そもそもこれって躾なの」と、思ったらそういうものなのだと憶えておいたほうがよいです。そして、ろくな人に育てられたのではないということを自覚しておいたほうが人生では得でしょう。私は教壇に20年以上立っていましたが、そうした説教を親にせざるを得なかったことが多かったので実感しながら書いています。

 話が少しそれてしまいましたが、こうした「当たり前のこと」をきちんとするだけで、世界が広がるのも事実です。魔女の世界でもそれは同じことなのです。

 

© 橘青洲 All right reserved.